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害虫駆除業者から見積りを取ったものの、「もう少し安くならないかな」と思ったことはありませんか?

害虫駆除の価格交渉は、単純に「安くしてください」とお願いするだけでは、なかなかうまくいきません。

実は、業者側の負担を減らす条件を提示することで、双方にメリットのある価格交渉ができます。

今回は、害虫駆除業者との価格交渉を成功させる秘訣をお伝えします。

結論

価格交渉で重要なのは次の3ステップで話を進めることです。

  1.  信頼関係をつくる
  2.  予算を正直に伝える
  3.  条件を調整して歩み寄る

順番が大事です。焦ってお金の話から始めないように気を付けてください。

この3ステップを踏むことで以下の2点が揃い、単純な値切りよりも成功しやすくなります。

  • 心理面:業者に「値引きに応じたい」と思ってもらう
  • 実利面:業者の負担を減らして実際にコストを下げる

なお、当店の場合、最初から5千円を下回るような金額の場合は、値引きは難しいかもしれません。訪問して施工するサービス業なので、作業内容に関わらず最低かかる時間・経費があるからです。この辺りは会社によって積算のルールがあると思います。

ステップ① 信頼関係をつくる

いわゆる「ホメ殺し」です。

嘘をつく必要はありませんが、その業者を選んだポジティブな理由を伝えましょう。

  • 提案内容が良かった
  • 信頼できそう
  • あなたにやってもらいたい

害虫駆除業者は多かれ少なかれ「困っている人を助けたい」という気持ちを持っています。

また、問題を解決することにやりがいを感じています。

そのため、自分の提案が評価されれば承認欲求が満たされ、「何とかして期待に応えたい」という気持ちになります。

提案内容の技術面だけでなく、人柄もホメるとより効果的です。

ステップ② 予算を正直に伝える

いわゆる「泣き落とし」です。

この問題にとても困っていること、そして、お金が足りないことを伝えます。

  • いかに困っているか
  • 予算上限が○○円で、そこまでに抑えたい
  • この金額になるなら依頼したい

この時、できるだけ具体的な金額を示した方がよいです。

どのくらい値引きをすればいいのか分からないと、条件設定などもできないからです。

心理的に値引きしたい気持ちにさせる

「この問題解決にはあなたが必要で、障害は金額面だけ」と伝えれば、害虫駆除業者は値引きしてでも契約してもらいたい、という気持ちを持ちやすくなります。

ステップ③ 条件を調整して歩み寄る

単純な値引きは限界があり、数%~10%程度が目安でしょう。最初から限界価格を示している場合もあります。

大きな値下げをするのであれば、交換条件が必要になります。

業者側にもメリットがある、次のようなものが考えられます。

訪問日時の融通を利かせる

意外と効果が大きいのがスケジュール面です。

例えば、

  • 曜日指定を緩める
  • 時間指定を緩める
  • 他の作業とまとめて実施する

といった対応です。

業者は移動時間やガソリン代・高速代、スケジュール調整の負担が減るため、コスト削減につながります。

年間管理契約なら

廃棄物や衛生用品で協力する

食品工場では次のような協力ができる場合があります。

  • 回収済みトラップを工場側で処分する
  • 使用済み誘虫ランプを工場側で処分する
  • 白衣や履物を工場で貸与する
  • 報告書をペーパーレス化する
  • 提出書類を簡素化する

ひとつひとつは小さくても、年間では業者の負担軽減につながります。

※廃棄物の種類や契約内容によって処理方法が異なるため、法令や工場のルール、業者との契約に従ってください。

飲食店や病院などでも、上記のようなことに加えて、駐車場の駐車券を出してあげると喜ばれます。駐車代は数百円でも、現金で払うとその後に会社で小口精算をしたり、帳簿付けをする必要があり、意外と手間がかかるのです。

作業の一部を自社で行う

マニュアル化しやすい作業であれば、自社で対応する方法もあります。

例えば、

  • トラップ交換
  • 捕虫器の簡単なメンテナンス
  • 外周部の薬剤散布

などです。

ただし、実施方法を誤ると防虫レベルが低下するため、業者と相談しながら進めることが大切です。特に薬剤散布を自社で行う場合は、教育訓練とその記録が必要になることもあり、確認が必要です。

仕様を見直せばさらに減額できる

大きくコストを下げたい場合は、契約内容そのものを見直します。

例えば、

  • 定期薬剤施工の回数を減らす
  • ランプ交換頻度を見直す
  • 講習会を隔年開催にする
  • 必要時のみスポット施工に変更する

といった方法です。

ただし、これは防虫リスクとの交換になります。費用だけで判断せず、「本当に不要なのか」を十分に検討しましょう。

単発施工なら

基本的には年間管理契約と同じですが、回数が少ないため値引き幅は小さくなるかもしれません。

年間管理契約を締結している場合、その定期作業と同じ日の実施を条件にすると、移動経費が浮く分値引きが可能になります。

薬剤を使った駆除施工の場合は、次のことをお客様で実施していただけると時間短縮かつ安全作業になり、業者は助かります。

  • 物や設備の移動
  • 操作盤などの扉の開け閉め
  • 養生シートの設置(あるいは、養生は無しで施工し、後で洗浄する)

無理のない範囲で協力し合っていきましょう。

よくある質問

Q. 相見積りを取るのは失礼ですか?

失礼ではありません。相見積は業者にとってリスクですが、同時に自社の強みをアピールできるチャンスでもあります。比較なしで何となく続いている契約よりも、比較したうえで選ばれた契約の方が盤石ですし、お客様のためになる契約です。

Q. どのくらい値引きできますか?

案件によって異なります。単純な値引きであれば数%程度が一般的ですが、作業内容や契約条件を見直せば、それ以上の減額が可能な場合もあります。

Q. いつも値引きしてくれますか?

ここぞ!という時に値引き交渉した方がよいと思います。いつも値引き依頼していると「値引き交渉ありき」の高い金額の見積しか出てこなくなる可能性があります。

Q. 値引きできるなら最初から安くしてください

害虫駆除は定価が設定しにくい業種で、作業時間や使用薬剤量などは施工してみないとはっきり分からないケースが多いです。そのため、コストがやや膨らむことを見越した見積りを作成することがあります。値引きの際には「これは対応する」「これは対応しない」と条件を明確にしていきます。

まとめ

防虫業者との価格交渉は、単純に「安くしてほしい」と言うだけではうまくいきません。

重要なのは、

  • 業者に「このお客様の力になりたい」と思ってもらうこと
  • 実際に業者の負担を減らすこと

の2つです。

業者の説明をよく聞き、提案内容を理解したうえで、正直に予算を伝える。

さらに、スケジュールや作業分担を工夫して双方にメリットがある形を作れば、無理のない価格交渉ができるでしょう。

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