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殺虫剤売り場

ゴキブリ用殺虫剤は種類が多すぎて、どれを選べばいいか迷いませんか?実は、殺虫剤は「有効成分」を知るだけで、失敗なく選べるようになります。

この記事では、駆除業者の視点から有効成分をもとに、目的別のおすすめ市販品をわかりやすく解説します。「今どんな状況で、何をしたいのか」を基準に選べるよう整理しましたので、ぜひ参考にしてください。

※本記事は飲食店など衛生管理が求められる現場を前提に解説していきますが、ご家庭でも同じだと考えてください。


結論|ゴキブリ殺虫剤のおすすめと選び方 早見表

迷ったらまずはここから選んでみてください。

目的 おすすめ 特徴
今すぐ1匹を倒したい ゴキジェットプロ 秒殺+まちぶせ 速効性+残効でその場と後からも効く
部屋全体を一気に駆除したい アースレッド プロα くん煙で速効一掃+残効あり
巣ごとしっかり駆除したい ゼロノナイト ワンプッシュ 超遅効性で巣まで広がる
長期間予防したい ゼロノナイトG くん煙剤 約1年持続(環境による)
薬剤をまきたくない フィプロニル配合ベイト剤 置くだけ・日常管理向き

目的別に殺虫剤を選ぶときの図解

※詳しい選び方や注意点はこのあとで解説します。

この記事の内容(クリックで移動)


ゴキブリ殺虫剤の選び方|有効成分と剤型の基本

殺虫剤は「有効成分」と「剤型」の組み合わせです。有効成分を見れば、使うべき時・使うべきでない時が分かります。

剤型とは、スプレータイプやくん煙剤、水で希釈して使う液体、砂のような粒剤、といった形状のことです。人間用の医薬品と同様に、有効成分は同じでも用途に応じて剤型が異なります。

なお、殺虫剤ではほぼ同じ有効成分・剤型でも、「医薬品または医薬部外品」と「雑貨品(一般商品)」に商品が分かれています。法律上、ゴキブリやダニなどの衛生害虫には「医薬品または医薬部外品」と表示された製品を使う必要があります。

殺虫剤による環境破壊重要:「ゴキブリ用」と書かれていても他の虫(アリやカブトムシなど)も死んでしまいます。魚や人間にも影響が出るかもしれません。本当にゴキブリにだけしか効果がない薬剤があればいいのですが、そうはいきません。ご使用の際には駆除したい虫以外への影響も考えて使う必要があります。

 
⚠ 当記事における注意点
「安全性が高い」とご紹介する場合でも、全くの無害ではありません。お体の弱い方や乳幼児、小さな動物、化学物質に敏感な方などには、微量の薬剤でも影響が出る可能性があります。また、殺虫剤は食品に直接かからないよう注意し、食器や調理台などにかかった場合には中性洗剤でよく洗浄してください。使用後は換気を行う必要があります。エアゾールスプレーにはLPG(プロパンガス)やDME(ジメチルエーテル)が含まれていることが多く、使用時には火を消し、使用後は十分に換気するまでは点火してはいけません。LPGはプロパンガスのガス漏れ警報器が反応しますので、その点もご注意ください。

ゴキブリ駆除方法|市販の殺虫剤でできる対策まとめ

「1匹だけ出た」「何度も出る」など、状況によって最適な対策は変わります。また、スプレータイプとくん煙剤では、使う時の準備やタイミングも大きく異なります。

「殺虫剤の選び方」で駆除効果は大きく変わります。ゴキブリは環境改善や捕獲だけで解決することは難しく、効果的な殺虫剤を使って駆除しないといなくなりません。

「駆除効果」「費用」「手間」「安全性」のバランスを取りながら、ご自身の問題にあった殺虫剤を選んでみましょう。


【スプレー型】目の前にいるゴキブリを早く駆除したい

医薬品 ゴキジェットプロ 秒殺+まちぶせ 450mL(アース製薬)

ゴキブリ用速効性+残効性エアゾールスプレー ゴキジェットプロまちぶせ

  • 有効成分:イミプロトリン、メトキサジアゾン
  • 剤型:エアゾールスプレー
  • 区分:第2類医薬品

突然ゴキブリが現れたときの「とにかく今すぐ仕留めたい」という場面に最適なスプレーです。

外部リンク:Amazon 医薬品 ゴキジェットプロ 秒殺+まちぶせ 450mL

有効成分のおすすめポイント

イミプロトリンはピレスロイド系の速効性で、特にゴキブリに対して優れた効果を発揮する成分です。駆除業者がゴキブリ駆除で使う業務用スプレーにも主成分として入っており、ゴキブリに使う速効性殺虫スプレーならイミプロトリン配合商品を選ぶべきです。すぐに効きますが、長期間の効果は期待できません。

もう一つのメトキサジアゾンはオキサジアゾール系の残効性成分で、ピレスロイド系とは作用が全く異なり、やや遅効性です。後からやってきたゴキブリも駆除できる「まちぶせ効果」もあります。最近は駆除業者向けのエアゾールスプレー剤にも配合されるようになった、プロも注目の成分です。

ただ目の前の1匹を駆除するだけなら「+まちぶせ」がない通常タイプの「ゴキジェットプロ」(緑色のパッケージ)でも同様の効果が得られます。ただ、それでもこの「+まちぶせ」をおすすめする理由は次の2点です。

  • 1匹ではなく、他にもゴキブリがいるかもしれないから
  • イミプロトリン(ピレスロイド)が効きにくい場合でも駆除できるから

どうせ使うならしっかり駆除したいですよね。少し値段が高いですが、効果も高いです。

こんなケースではNG

NG例:水槽で魚や爬虫類などを飼育している

NG例:目撃が多く、ゴキブリが営巣している可能性が高い

NG例:モグラたたきではなく、根本的に改善したい

注意点

ピレスロイド系殺虫剤使用時は魚や他の昆虫禁止

イミプロトリンのようなピレスロイド系は「選択毒性」という性質を持ち、人間や犬・ネコなど哺乳類や鳥類への安全性は高いです。一方、魚や爬虫類・両生類への毒性が高く、水槽があるお部屋では使用してはいけません。カブトムシなど他の昆虫を飼育している場合も同様です。

ピレスロイド系には忌避効果(虫が嫌がる効果)があります。飲食店で仕込み中など開店前に使うと、ゴキブリが出てきてしまう可能性があります。また、毒餌(コンバットなど)に付着すると食べなくなります。忌避効果といっても、ゴキブリがいなくなる・通らなくなる、というほどの効果はありません。

忌避効果により拡散して生息場所が拡大する、奥深くに移動して駆除が困難になる危険があります。中途半端に使わず、使う以上は全て殺虫しなければなりません。

ピレスロイド系か否かを判断する目安として、有効成分欄に「~リン」で終わる成分名が書かれていればピレスロイド系殺虫剤です。

メトキサジアゾンは、多量に摂取すると人間への健康被害も懸念されます。ただ、家庭用のくん煙剤として豊富な実績がある成分であり、用法用量を守って使えば、特別な注意は必要ありません。

目の前の1匹を駆除するだけでは、根本的な改善・解決にはつながりません。目撃が続くようであれば、別の方法を試すか、原因を調査する必要があります。

スプレー型は周辺への飛び散りが増え、引火の危険や、意図しない薬剤被害が懸念されます。薬剤の飛び散り対策には「ゴキブリやムカデを安全に駆除する道具(簡易カバー)」を自作しておくと便利です。

ゴキブリ・ムカデを逃がさず駆除する方法|5分で作れる捕獲カバー

 


【くん煙剤】部屋全体のゴキブリを早く駆除したい

アースレッド プロα 6~8畳用(アース製薬)

ゴキブリ用速効性くん煙剤では最強 アースレッドプロα

  • 有効成分:d・d-T-シフェノトリン、メトキサジアゾン、プロポクスル
  • 剤型:缶タイプくん煙剤
  • 区分:第2類医薬品

「今いるゴキブリを一掃したい」という場合に適したくん煙剤です。

外部リンク:Amazon アースレッド プロアルファ 6~8畳用 3個

有効成分のおすすめポイント

シフェノトリン(ピレスロイド系)は、ゴキブリを隠れ場所から追い出す(フラッシング)効果と、ノックダウンさせる速効性が高い成分です。他のピレスロイド系成分よりもゴキブリに対する致死活性が高く、駆除業者のゴキブリ用炭酸ガス製剤(二酸化炭素ガスに有効成分を溶け込ませた殺虫ガス)にも使われています。

メトキサジアゾン(オキサジアゾール系)とプロポクスル(カーバメート系)は、ピレスロイド抵抗性ゴキブリにも効く点や、残効性がある点で有効です。プロポクスルは、鹿児島の方にはおなじみのヤスデ用の粒剤(クリーンショットB)にも入っている成分です。駆除が難しいトコジラミ対策にも使われる成分で、殺虫力の高さには定評があります。

くん煙剤はエアゾールスプレーよりも噴出力が強く、広い範囲に薬剤成分が到達します。この商品のポイントは速効性だけなく、残効性です。使用後すぐに清掃せず、一晩以上そのままにしておいた方が効果的です。お店や事務所であれば、休日前夜のご使用をおすすめします。また、天井裏のような普段清掃をしない場所で使うと、有効成分を長く残すことができます。

値段はやや高いですが、高い駆除効果を求めるなら選ぶ価値はあります。

こんなケースではNG

NG例:水槽で魚や爬虫類などを飼育している

NG例:同じようなくん煙剤を前から使っており、毎回死骸が多く出る(別なアプローチが必要です)

NG例:換気や空調設備を止めることができない

注意点

用法用量を守れば安全です。ただし、安価なくん煙剤のようにピレスロイド系成分しか配合されていないのではなく、人間への毒性もある成分が含まれます。換気・清掃は念入りに行う必要がある、ということはご注意ください。

くん煙剤は煙が漂うのに任せるしかなく、壁の中や機械の狭い隙間までは有効成分が届かないことが多いです。このくん煙剤を使ってもゴキブリの目撃などがあまり減らない場合は、駆除業者に相談した方がよいです。

⚠ 使用前の準備(飲食店では特に重要)
食品・食器・調理器具はポリ袋で覆うか部屋の外に出してください。火災報知器は必ず付属のカバーで覆ってください。使用後は十分換気し、床・調理台を拭き取ってから営業を再開してください。

【スプレー型】特定の場所のゴキブリをしっかり駆除したい

ゼロノナイト ゴキブリ・トコジラミ用 ワンプッシュ式スプレー 60回分(アース製薬)

チャバネゴキブリを自分で駆除できる夢の殺虫剤 ゼロノナイトワンプッシュ式

  • 有効成分:ブロフラニリド
  • 剤型:ワンプッシュ式エアゾールスプレー
  • 区分:防除用医薬部外品

「あのすき間に潜んでいる」「あの場所に多いんじゃないか」といった、特定の場所にピンポイントで対処したいときに向いたワンプッシュ式スプレーです。

※ワンプッシュ式スプレーは部屋全体に使うこともできますが、今回は局所的に使うものとしてご紹介します。

外部リンク:Amazon ゼロノナイト ゴキブリ・トコジラミ用  1プッシュ式  60回分

有効成分のおすすめポイント

ブロフラニリドはメタジアミド系の成分で、非常に効果が高い画期的な成分です。特に重要な特長は次の3点です。

  • 全く新しい系統の有効成分で、これまでの薬剤に抵抗性を持っていても効果が出る
  • 効果が長持ちする
  • 超遅効性のため、巣に有効成分を持ち帰らせて、巣ごと駆除できる

1.新系統の成分である点は、特にチャバネゴキブリを駆除する場面で非常に効果的です。これまで駆除が難しかった現場でも、ブロフラニリド製剤の使用で激減した例はたくさんあります。チャバネゴキブリはピレスロイド系だけでなく有機リン系プロペタンホスやフェニルピラゾール系フィプロニルにも抵抗性を持つ個体が増えており、ブロフラニリドは救世主のような存在です。

2.効果が長持ちする点もすばらしいです。これまで、家庭用の市販品では長期残効性の殺虫剤はほとんどありませんでした。残効性といえば駆除業者用のものでした。それが、ブロフラニリドが出たことにより、ご家庭でも長期残効性の殺虫剤を使えるようになりました。

3.「超遅効性」なのは、生きて巣に帰り、仲間に毒を広めてもらうためです。従来の遅効性成分は1~2時間程度で効いてしまうため、夜に薬剤散布すれば翌朝に死骸がたくさん転がっていて、巣に戻る前に死んでしまっていました。しかし、「超遅効性」のブロフラニリドは、小型のチャバネゴキブリでさえ数時間以上(個体差あり)かかるため、翌朝にはそれほど死骸は見られません。夜行性のゴキブリが巣から出てきて、薬剤に触れ、巣に戻り、巣から出てこなかった幼虫やメスにも接触することで、巣ごと駆除することができます。

値段は高めですが、効果は非常に高いです。「ゴキブリ(特にチャバネゴキブリ)が営巣している」という状況であれば、間違いなく使うべき殺虫剤です。これまでチャバネゴキブリは駆除業者に依頼するしかありませんでしたが、ブロフラニリド製剤の登場で、お客様ご自身での駆除もある程度可能になりました。

こんなケースではNG

NG例:とにかく速く駆除したい

NG例:たまに1匹見るだけ

NG例:コバエ対策などとも兼用したい(もったいないです)

注意点

哺乳類に対する安全性は高いです。魚類等に対する影響は、ピレスロイド系よりはだいぶ少ないですが、無害ではありません。水槽のある部屋では使わないか、エアーポンプを止めて養生してから使うなど十分な配慮が必要です。

目の前の1匹を駆除するだけなら必要ありませんし、すぐに効かないので、むしろやめた方がいいです。クロゴキブリなど大型ゴキブリの駆除にも有効ですが、抵抗性リスクはあまりなく、行動範囲が広く多量の薬剤が必要になることもあり、駆除業者に薬剤散布を依頼した方がコストパフォーマンスが良いケースもあります。

ブロフラニリドには忌避効果がありません。そのため、虫が寄ってこない・入ってこないというような「虫よけ効果・侵入予防効果」はありません。


【くん煙剤】部屋全体をしっかり駆除したい

ゼロノナイトG ゴキブリ・トコジラミ用 くん煙剤 6〜8畳用(アース製薬)

ゼロノナイトワンプッシュ式を広範囲向けのくん煙剤にした ゼロノナイトG

  • 有効成分:ブロフラニリド
  • 剤型:缶タイプくん煙剤
  • 区分:第2類医薬品

「広い範囲で駆除し、今後の発生も防ぎたい」という場合に適したくん煙剤です。

外部リンク:Amazon ゼロノナイトG ゴキブリ・トコジラミ用 くん煙剤 6~8畳用 1個

有効成分のおすすめポイント

有効成分はゼロノナイト ワンプッシュ式スプレーと同じくブロフラニリドです。ワンプッシュ式スプレーよりも広い範囲を均一に処理したい時に使うくん煙剤です。メーカーによると1回の使用で約1年間効果が持続するとされており(使用環境により異なります)、年1回の定期駆除処理に適しています。

※商品写真:虫退治ドットコムより

こんなケースではNG

NG例:とにかく速く駆除したい

NG例:使った後にすぐ清掃してしまう

注意点

ブロフラニリドに超遅効性で、速効性はありません。くん煙剤を使って一晩もおかずに部屋をしっかり清掃してしまうのであれば、効果があまり出ない可能性もあります。ブロフラニリド製剤は従来品とは特徴が全く異なる殺虫剤です。高価な商品ですので、特徴を十分にご理解のうえご使用ください。

他のくん煙剤と同じく、壁の中や狭い所には煙が入っていきません。目撃などが続く場合は、駆除業者に相談しましょう。


【置く毒餌】部屋に殺虫剤はまきたくないが駆除したい

フィプロニル配合のベイト剤(毒餌)

ゴキブリ用ベイト剤の定番 ブラックキャップ

  • 有効成分:フィプロニル
  • 剤型:固形食毒剤
  • 区分:医薬部外品(製品によって異なる)

くん煙剤やスプレーのように空間に薬剤をまきたくない場合は、ベイト剤(毒餌)がおすすめです。

外部リンク:Amazon ブラックキャップ ゴキブリ駆除剤 [12個入]

外部リンク:Amazon KINCHO コンバット ゴキブリ駆除剤 スマート容器 20個入

外部リンク:Amazon ゴキファイタープロ 1年用 12個入

有効成分のおすすめポイント

フィプロニルはフェニルピラゾール系の成分で、アリ用の殺虫剤にもよく使用されています。ゴキブリ用の有効成分の中でフィプロニルは効果が出るのが早く、致死率も高いため、ベイト剤を使うならフィプロニル製剤をおすすめします。駆除業者が使う業務用のジェル状ベイト剤でもフィプロニル製剤はよく使われます。

毒餌を食べたゴキブリが巣に戻り、そのフンや死骸を食べた仲間も駆除できる「連鎖駆除効果」があります。ただし連鎖駆除効果は限定的で、あまり期待し過ぎない方がよいです。

メーカー各社で似たような商品を出しており、有効成分濃度は同じため、店舗での価格や形状(隙間用や屋外用など)で選んでよいと思います。

ベイト剤使用時のポイント

経験上、ベイト剤だけでゴキブリを完全に駆除・予防するのは極めて困難です。ですが、全くのムダではありません。少しでも効果的かつ安全に使うために、3つポイントがあります。

  • ゴキブリが見つけやすい場所に置く(冷蔵庫やシンクの下、配管のすき間など、暗くて暖かい場所)
  • 食品や食器に直接触れない、低めの場所に置く(高い場所に置くと落ちるし忘れます)
  • すぐに効果が表れなくても諦めずに交換を継続する(確率に左右されやすい剤型)

こんなケースではNG

NG例:とにかく速く駆除したい

NG例:乳幼児のいる部屋(口に入れてしまうから)

NG例:水をバシャバシャとよく使う現場(すぐカビて劣化します)

注意点

チャバネゴキブリにはフィプロニル抵抗性のコロニーも増えています。パッケージによくある「抵抗性ゴキブリにも効く」という売り文句は「ピレスロイド抵抗性にも効く」ということで、どんなゴキブリにも効くわけではありません。

古いベイト剤を放置しておくと、そのケースがゴキブリの巣になったり、中途半端な有効成分濃度から抵抗性ゴキブリが生まれやすくなります。設置したベイト剤は定期的に確認するか、月を決めて年2~3回交換した方がよいでしょう。

ベイト剤には忌避効果(虫よけ効果)はありません。遠くからゴキブリを集めてくるほどの誘引力もありませんが、これを置いたからゴキブリが寄ってこなくなることもありません。


駆除業者に問い合わせるべきタイミング

市販品でのセルフ駆除は手軽ですが、状況によっては専門業者への依頼が必要な場合があります。以下に一つでも当てはまる場合は、早めにご相談ください。

  • ゴキブリの種類が分からない
  • 市販品を使ってみたけど、ゴキブリの目撃や捕獲が続いている
  • 水槽で生き物を飼育しており、空間に広がる殺虫剤は使えない
  • 何度か使って、毎回死骸が多く出る

ゴキブリは基本的には人間に見つからないよう隠れていて、暗くなってから活動する生き物です。それがたびたび目撃される状況であれば、それなりの生息数が予想されます。

また、何度使っても毎回死骸が多く出る場合は、「駆除できてるからよかった」ではなく「駆除できていないから発生が続いている」と考えるべきです。発生源(営巣箇所)や根本的な原因に対して有効な処置をとる必要があります。

ご紹介したような市販品を使っても効果があまり感じられない場合は、原因の調査が必要です。

ゴキブリの発生は「薬剤だけ」で解決しないケースも多くあります。状況に応じた対策をご提案しますので、お気軽にご相談ください。

無料相談はこちら


プロならこう使います

ご紹介した市販品でゴキブリ対策をするとしたら、私ならこうします。

※あくまで一例ですが、現場ではこのように使い分けます。ごきぶりホイホイも併用します。

クロゴキブリ(黒くて大きいいわゆるゴキブリ)対策

台所で頻繁に目撃する場合

戸棚の扉などを全部開放し、部屋のドアを全部閉めて、アースレッドプロα。食器類は隣の部屋に移動させておきます。

たまに1匹見る場合

ゴキジェットプロ+まちぶせを常備。「ゴキブリやムカデを安全に駆除する道具(簡易カバー)」を作っておきます。

関連記事:ゴキブリ・ムカデを逃がさず駆除する方法|5分で作れる捕獲カバー

チャバネゴキブリ対策

頻繁に目撃する場合

ゼロノナイト ワンプッシュ式スプレー1本分を什器モーター部や側面、下部、天板隙間などに噴霧。ケチケチせず、必要なら全部使います。天井裏にゼロノナイトGくん煙剤を使用。

たまに1匹見る場合

(飲食店なら)目撃場所、および、持ち込みで侵入されやすいドリンク場やおしぼり置場周辺にゼロノナイト ワンプッシュ式スプレーを噴霧。全体的にはゼロノナイトGくん煙剤を使用。

※チャバネゴキブリ対策には市販のピレスロイド系殺虫剤は使いません。


よくある質問

ゴキブリ用の最強の有効成分はどれ?

速効性ならイミプロトリンかシフェノトリン。巣ごと駆除するならブロフラニリドです。

乳幼児やペットがいても使える?

何でも口に入れたり、ペットはグルーミング(体をペロペロ)がリスクです。彼らの手が届かない場所や、体や足の裏に付着しない場所だけに使うようにしましょう。彼らに直接噴霧するのは当然NGです。

殺虫剤を使いたくない場合は?

ゴキブリ超凍止ジェット 除菌プラス 230ml(フマキラー)のような行動停止剤もおすすめです。食べ物の近くでも安心して使え、ベタつきや臭いも気になりません。ただし、そのうち生き返るため自分でとどめを刺す必要があります。

外部リンク:Amazon ゴキブリ超凍止ジェット 除菌プラス 230ml

泡で捕獲して窒息させる商品もあります。

くん煙剤を使う頻度は?

アースレッドプロαなら、1回目の後2か月程度開けて2回目をやった方がよいです。クロゴキブリの卵期間が約40日だからです。卵から孵化した幼虫が成虫になる前に駆除すれば、(論理的には)全滅します。

ゼロノナイトGは1年となっています。清掃などで有効成分が除去されやすい場合は、虫が増える初夏と秋の年2回程度やった方がよいです。

安い殺虫剤は効かない?

効きます。用途によっては当記事で紹介したようなやや高額な殺虫剤が必要なかったり、不向きなケースもあります。お客様ごとに様々なケースがありますので、迷う場合はお気軽にご相談ください。

他にはどんな有効成分があるの?

市販のスプレー剤にはピレスロイド系のフタルスリン(速効性が高い)やフェノトリン(安全性が高い)が配合されていることが多いです。ご家庭で使用することを前提に、殺虫力の強さよりも速さや安全性が優先されています。

蚊用のスプレーも効く?

蚊を駆除するスプレーなら、成分としては効くはずですが、虫の大きさ(重さ)で致死量は変わります。蚊のような小さい虫用の殺虫剤はゴキブリのような大きい虫の駆除には適していません。蚊に刺されないための「虫よけスプレー(ディートやイカリジン配合)」は作用が全く異なり、ゴキブリをいなくする効果は無いでしょう。


まとめ:目的別・おすすめ市販品一覧

目的 おすすめ商品 有効成分の特長
目の前のゴキブリを今すぐ駆除 ゴキジェットプロ 秒殺+まちぶせ 対ゴキブリ最適速効成分(イミプロトリン)+残効(メトキサジアゾン)の二刀流
部屋全体を早く一掃したい アースレッドプロα 3成分配合の即効性最強くん煙剤。抵抗性ゴキブリにも有効
特定の場所をしっかり・長期駆除 ゼロノナイト ワンプッシュ式スプレー 新系統ブロフラニリドで巣ごと根絶。チャバネゴキブリに特に有効
部屋全体をしっかり・年1回予防 ゼロノナイトG くん煙剤 ブロフラニリドの1年残効。定期処理に最適
空間に薬剤をまかずに駆除したい フィプロニル配合ベイト剤 置くだけ。連鎖駆除効果あり。日常管理向き

結論として、目の前のゴキブリにはイミプロトリン配合のスプレー巣ごと全滅させるなら新成分ブロフラニリド配合の製品を選ぶのが、プロが教える最も効率的な選び方です。

市販品でも適切な製品を選んで正しく使えば、一定の効果が期待できます。ただし、ゴキブリ問題はセルフ駆除だけで完全に解決しないケースも多く、飲食店や食品関連事業所では市販品での日常管理と業者による定期調査を組み合わせるのが最も効果的な対策です。

  • 市販品で期待したほどの効果が得られない
  • もっと安い殺虫剤で何とかしたい
  • 自主管理と駆除業者の施工を組み合わせてコスパを良くしたい

こんな場合は、お気軽にお問合せください。ご相談・調査・見積は無料です。市販品で対応できそうかのアドバイスもできます。

お問い合わせはこちら

 

ゴキブリなどの害虫対策は、殺虫剤で駆除するだけではなく、継続的な調査や、捕獲・環境改善を組み合わせて行うのが理想です。根本的な改善を検討したい方は、こちらの記事もご確認ください。

関連記事:モヤモヤから脱出!効果的な害虫対策の考え方【IPM】

 

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