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「食材がかじられる」「フンが落ちている」などの症状があれば、ネズミが店内で活動している可能性が高いです。

この記事では、鹿児島の飲食店オーナーや店長向けに、実際の駆除業者の進め方を3か月のモデルケースで具体的に解説します。

記事の要点

飲食店のネズミ駆除は、「最初に一気に減らす → 残りを確実に駆除する → 再発防止」の流れで進めます。

 

鹿児島、特に古い建物が密集する天文館エリアや、中央駅周辺の飲食店街では、1店舗が駆除しても隣から再侵入するリスクが高く、ネズミの被害が多い地域です。「安かろう悪かろう」を避け、納得のいく業者を選ぶために、プロが実際に行う「3ヶ月の駆除工程」を全公開します。

※現場状況により期間や手法は異なりますが、今回は標準的なプランを例に解説します。

あなたの状況別の対応目安

  • 最近フンを少し見る → まずはセルフ対策
  • 被害は多いが、業者依頼はまだ検討中 → すぐにでも問合せするべき
  • 駆除業者と契約中で被害が止まらない → この記事を読み、ご相談ください

今回のモデルケースの条件設定

ここからは、実際の現場に近いモデルケースを使って、ネズミ駆除の流れを具体的に解説します。

  • 鹿児島市の市街地エリアにある独立型店舗(ビルテナントではない)
  • ランチ営業とディナー営業をしているファミリー型レストラン
  • 建物は約築20年
  • 定休日:月曜日

お客様は次のような状況になり、ネズミ駆除業者を探すことにしました。

  • 3か月前:物音、食材の袋に穴(初期侵入)
  • 1か月前:小型のネズミ2匹を捕獲(繁殖のサイン)
  • 最近:食材被害やフンが増加(異常事態)

今ネズミでお困りなお客様は、ご自身の状況を整理してみてください。

 


ネズミ駆除の基本方針|「まず大きく減らし、増える前に駆除する」

まず大きく減らすことが重要な理由は3つあります。

  1. とにかく早く被害を軽減させるため
  2. 数が多いと問題個所が絞り込みにくいため
  3. 繁殖スピードを落とすため

飲食店で問題になりやすい「クマネズミ」や「ドブネズミ」は、約3か月で次世代が5~10匹生まれます。繁殖スピードが速いため、増えないように駆除を進める必要があります。

4つのステップ

ネズミ生息数の推移イメージグラフ

ネズミ駆除は、次の4つのステップで進めるのが基本です。

  1. 初期大量捕獲
  2. 定点設置と継続駆除
  3. 生き残り個体の対応
  4. 再発防止と維持管理

上図グラフのように推移するケースが多く、単発施工でゼロにできる可能性は低いです。

ネズミの警戒心に合わせて罠の種類や環境を変え、罠にかからざるを得ない環境を作って成功確率を高めていくことが重要です。


ネズミ駆除で使用する主な資材

今回の駆除に使用する資材は主に次の通りです。

ネズミ駆除 粘着シート

粘着シート

・たくさん使って捕獲します

ネズミ駆除 殺鼠剤

殺鼠剤

・食べさせて駆除する「毒餌」です

ネズミ 圧殺器セット

バネ式捕獲器

・エサでおびき寄せ確実に捕獲します

ネズミ センサー式捕獲器セット

センサー式捕獲器

・警戒心を刺激せず確実に捕獲します

赤外線カメラ

赤外線カメラ

・夜中や天井裏などでネズミを撮影します

 

資材の選び方・使い方はこちらの記事で紹介しています。

関連記事:ネズミ駆除DIY|駆除資材のメリット・デメリットと使い方のポイントを解説


ネズミ駆除業者の具体的な流れ

どのような流れでネズミ駆除を進めていくか、モデルケースで考えてみましょう。

初期調査と状況分析

お客様からのヒアリングと目視調査で次の情報が得られました。一言で言えば、「天井裏にいるネズミが夜中に店内に出ていて、早急な駆除が必要な状態」です。

  • 3か月ほど前に侵入し、今はだいぶ増えている → さらに増える恐れあり
  • 主な食べ物はストックの食材 → 廃棄も増え経営ダメージも大きい
  • 天井裏に営巣し、壁や天井の穴から店内に出没している → 移動経路遮断が有効
  • 建物外周には最初の侵入経路と思われる穴がある → 再発防止には塞ぐ必要あり

初期調査では、ネズミが何を食べ、どこにいて、どう移動しているか、という生活イメージを固めることが重要です。それを基に駆除の方法を設計します。

また、ネズミが大人か子どもかも重要です。今回は子ども世代がまもなく大人になるタイミングで、繁殖を防ぐため早急に駆除すべきケースです。

目標と対策(ネズミ駆除の仕様設計)

状況分析とお客様のご要望から、次の方法で駆除を進めることになりました。

  • 次の店休日前後で、夜間に粘着シートを大量設置 → とにかくすぐ減らす
  • 侵入経路を封鎖(穴塞ぎ)し、天井裏に閉じ込めて駆除する → 店内の被害をなくす

このような調査・状況分析・対策立案を、初回調査の1時間くらいで行います。

テナント店舗の場合、同じ建物のどこかで増えたネズミが来ていると駆除に終わりがないため、「とにかく自店の店内を守り、ネズミには他所にいってもらう」がゴールになることもあります。

見積りは複数の駆除業者から取り、最も納得できる説明を聞けた業者を選びましょう。

例えば、次のような業者には注意が必要です。

    • 調査をほとんどせずに「すぐ駆除できます」と言う
    • なぜその対策をするのか説明がない
    • 複数パターンの方法を提示せず「これしかない」と言う
    • 極端に安い、または高すぎる見積り

逆に、調査内容と対策の理由を具体的に説明してくれる業者は信頼できる可能性が高いです。金額は交渉すれば多少なら値引きしてくれると思います。

駆除作業の流れ

  1. 捕獲資材の大量設置
  2. 移動経路の遮断
  3. 残存個体の排除
  4. 終息確認

店休日を挟んだ夜間の粘着シート大量設置

設置期間は長い方が効果が出るため、店休日を利用して、前日の閉店後に設置、店休日翌日の朝に回収します。

この時、ネズミが油断するよう「いつも通り」の状態にすることが重要です。被害やフンが多い辺りに重点的に設置します。

今回は粘着シートと赤外線カメラを使います。バネ式捕獲器は強力な捕獲器ですが、クマネズミは警戒心が高く、短期の設置ではバネ式にかからない可能性が高いです。弾けた時の音で他のネズミが驚いて帰ってしまうリスクもあるため、初回では使いません。

赤外線カメラは、シンク下の穴が侵入経路かの確認で使います。

結果は、成獣1匹、大きめの幼獣4匹、カメラでもシンク下で撮影されました。生残個体数は、最低でも夜間大量設置の捕獲数と同じくらい以上と考えた方が無難です。

侵入経路の封鎖(穴塞ぎ)と定点設置

大量設置した粘着シートを回収するタイミングで、捕獲資材と殺鼠剤を天井裏と店内に安全に配慮して設置します。侵入経路の封鎖(穴塞ぎ)もこの時実施します。こぶし大くらいの穴や隙間なら駆除業者で塞げます。範囲が広い場合は内装工事業者に頼むこともあります。

天井裏に閉じ込めただけでは駆除にならず、むしろネズミが暴れて何をするか分からないため、侵入経路を封鎖するのと同時に、天井裏に捕獲資材や殺鼠剤を配置します。

もう店内には出てこないはずですが、

  • 実は別の穴があり侵入経路になっていた
  • 新しく別の穴を開けてきた
  • 天井裏に戻らず店内にかくれ続けていた

というケースが考えられるため、侵入経路を封鎖をした後でも店内の駆除・調査は続けるべきです。

外周の穴もこの時に塞ぎます。

最後の生き残りを駆除する

天井裏で駆除が進みましたが、厨房の被害が再発しました。新しく開けられた穴はすぐ塞ぎましたが、今度は厨房か倉庫のどこかに隠れてしまったようです。食材を毎日全て格納するのは難しく、困った状況です。

こうした生き残りネズミは粘着シートや殺鼠剤の危険性を学習し、なかなか駆除できません。

今回はセンサー式捕獲器を使って、もう一度夜間作業を行います。ちくわやチーズなど良いにおいがするエサでおびき寄せます。センサー式捕獲器は粘着シートやバネ式とは違い、ネズミが何も触らなくても通っただけで発動する捕獲器です。

無事、捕獲に成功しました。

終息確認

その後、2週間ほど捕獲なし、殺鼠剤の喫食もなし、お客様での食害確認やフンなどの目撃もなし、天井裏での赤外線カメラでも撮影なし、ということで、ネズミ駆除が完了しました。

再発防止に向けて

今回は古い配管跡に開いていた穴が侵入経路と思われ、それはしっかり塞いでいます。他の外壁や出入口に大きな経年劣化箇所は見られません。再発リスクは小さいものと判断されます。しかし、周辺環境にはネズミがいるでしょうから、開いていたドアから入ってしまうなど偶発的な侵入リスクはあります。

この店舗については、ネズミだけの定期点検というよりも、ゴキブリなど害虫の定期点検にネズミも加える形がよいと思います。

次のような店舗では、継続的な定期駆除をおすすめします。

  • かなり古い建物で構造的に隙間が大きい
  • 経年劣化で穴が開いた箇所が高所にも多く、今後も破損が増える見込みが強い
  • 隣家との間隔が狭く、外壁の調査や穴塞ぎが十分にできない
  • 床下が土間になっており、地中に穴を掘ったネズミが侵入しやすい
  • テナント店舗で、共用のバックヤードから侵入される危険が高い

つまり、根本的な改善が難しく、再発リスクが高い建物です。

では、そういう建物は何をしても無駄か、というと全くそんなことはありません。

屋外から天井裏や壁内に侵入されても、天井裏などから室内への出没は防げます。ゴールをそこに設定し、室内の穴塞ぎと天井裏での生息調査・駆除を定期的に行って、ネズミによる大きな被害を予防します。

もちろん、天井裏だけでもケーブルがかじられて断線するなどのリスクはありますから、できるだけ建物を補修したりして侵入される確率を下げる取り組みは必要です。超音波ネズミ撃退機も選択肢の一つです。

よくある質問

自分で駆除できる?

初期段階であれば駆除できることもあります。ネズミが増えた段階では難しいと思います。当記事をお読みになって自分でもできそうだとご判断されたら試してみてください。

関連記事:鹿児島の飲食店向け|ネズミのセルフ駆除と業者に依頼すべきタイミング

関連記事:ネズミ駆除DIY|駆除資材のメリット・デメリットと使い方のポイントを解説

市販のもので同じようにできる?

できます。ただし、ネズミ駆除に必要なのは「モノ」そのものではなく、問題点を見つけ、対策を立案・実行し、ネズミの変化を予測する力です。知識と経験が必要です。

殺鼠剤を使わないで駆除できる?

活動範囲やエサになるものを限定できれば理論的にはできます。しかし、ネズミを完全にコントロールできる環境を作るのが難しく、時間がかかると繁殖するリスクがあります。「まず殺鼠剤なしでやってみて、無理そうなら殺鼠剤も使うか検討する」とするケースもあります。

ネズミの種類で対策はちがう?

それほどは変わりません。一般的な傾向としては種類ごとに好むエサや場所がありますが、その現場にいるネズミがどうなのかは別です。クマネズミの方が警戒心が高く、長期化しやすいのは確かです。また、都市部のクマネズミはいわゆる「スーパーラット」と呼ばれるように殺鼠剤(ワルファリン)抵抗性を保持している確率が非常に高くなっています。鹿児島でも繁華街などは同じと予想されます。

契約終了時に資材は回収する?

基本的には全て回収します。ご要望があれば再発防止のために残しておくことは可能です。ただし、定期的にお客様で点検したり、劣化してきたら処分していただく必要があります。

飲食店のネズミ駆除だと費用はどのくらいかかる?

当方では3か月5回作業で11万円~(税込)+出張費としており、相場もそれくらいだと思います。このモデルケースでは初回に大量設置をしており、もう少しかかります。店舗規模や被害状況により金額は下がることも上がることもあります。まずはご相談ください。

なるべく費用を抑えるには?

1~2か月の短期契約にしたり、1回ずつの単発を繰り返す形も可能です。最低でも3回くらいの作業回数があれば、一定の効果は得られることが多いです。何もしないよりはずっとマシです。資材や対象範囲を減らしてしまうと効果が得にくくなります。

保証はある?

契約期間終了後、およそ1ヶ月以内に再発した場合は無償で追加対応します。また、年間管理契約という形で定期点検をすることもできます。ゴキブリなどの害虫とセットで行うとコストパフォーマンスが良くなります。

別の業者は説明がちがったけど?

この記事は私の経験に基づき作成しています。ご経験がちがえば考え方もちがうと思います。正解はないので、お客様が納得できるかどうかを大切にしてください。

まとめ

飲食店のネズミ駆除は、単発の作業で終わるものではなく、「調査→駆除→検証→改善」を繰り返すプロセスです。

特に重要なのは次の3点です。

  • 初期段階でできるだけ個体数を減らすこと
  • 罠にかかりやすい環境を作り、生き残った個体を確実に駆除していくこと
  • 侵入経路を塞ぎ、再発しない環境を作ること

ネズミ駆除は「運」に左右される部分もありますが、調査に基づいた計画と適切な対策を積み重ねることで、成功確率は大きく高めることができます。

「今の被害がどの段階なのか分からない」「このまま増えるのか不安」という場合は、状況の整理からでもご相談いただけます。

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