鹿児島市の工業系販売店より、「店内にネズミが入り込んだかもしれない」とご相談がありました。
イベント用のお菓子がかじられたり、夜中に警備センサーが反応したりしたそうです。
ネズミの状況
小さなフンが、給湯室やホールの角の方に少し見られました。
食べ物を扱う店舗ではないため、お菓子など食べ物は基本的にほとんどなく、食害(食べ物がネズミにかじられる被害)もイベント用お菓子の1度だけでした。
足跡やラットサイン(ネズミが何度も行き来して黒ずんだ跡など)もほとんどありませんでした。
移動経路になる穴・隙間
外周の排水管貫通部に隙間があり、外から壁内に侵入できそうでした。
室内では、給湯室とホール手洗台の排水管貫通部に隙間がありました。
状況評価・推察
ネズミがいたことは間違いないですが、現時点でも店内や天井裏などに潜んでいるのか、もう出て行ってしまったのか、証跡が少ないため判断が難しい状況でした。
どちらにせよ、今後のリスクもあるため、ネズミの移動経路になり得る隙間塞ぎは必要です。
近隣では空き家の解体工事が行われており、そこから追い出されたネズミが侵入してきた可能性があります。
これらのことをお客様にお伝えしたところ、やはり心配だから隙間塞ぎだけでなく駆除も実施する、ということになりました。
ネズミ駆除施工の内容
閉店後の店内に捕獲資材を配置し、店休日をはさんで、翌営業日の朝に回収します。
① 1回目:夜 閉店後
- 外周の排水管貫通部の隙間塞ぎ
- 粘着シート
- 捕獲カゴ
- 無毒エサ
- 赤外線カメラ
外周の隙間塞ぎは最初に行いました。現時点では店内にネズミがいない可能性もあり、次のネズミが入ってくる前に塞いだ方がよいためです。
ネズミを捕まえるための粘着シートや捕獲カゴはもちろん、生息調査用に無毒のエサ(パン)と赤外線カメラも使用しました。
ネズミは居ても捕獲されるとは限らず、「捕獲されなかったからネズミはいない」と評価はできません。そのため、無毒のエサやカメラを併用します。すると、「捕獲もされなかったし、エサも食べられなかったし、カメラにも映らなかったから、ネズミはいない可能性が高い」と評価できるようになります。
何もなければ「めでたしめでたし」で終わりにすることができます。

② 1回目:翌営業日の朝
- 捕獲資材などの回収
- 店内の隙間塞ぎ

小さなネズミ(ハツカネズミ)が1匹捕獲されました。
フンの大きさや形状からハツカネズミかなと思っていましたが、やはりでした。ハツカネズミはドブネズミやクマネズミと比べると、乾燥環境で飲まず食わずでも長く生きることでき、食害などがなかったのはそのせいかもしれません。
無毒のエサに喫食跡はなく、赤外線カメラでも撮影はありませんでした。
給湯室のシンク下と、ホール手洗台下の隙間を塞ぎました。
フンなどは一度全て清掃し、新しく跡が残っていれば分かるようにしました。
今回はこの1匹で終わりなのか、まだ残りがいる可能性もあります。念のため、夜間の粘着シート配置をもう一度やることにしました。
③ 2回目:夜 閉店後
やることは前回と同じです。
④ 2回目:翌営業日の朝
なんと、同じ場所でまた捕獲されました。
エサに喫食はなく、カメラにも撮影はありませんでした。
ネズミ駆除では「捕まらない・駆除できないけど、室内にフンがある・被害が続く」と困ることが多いのですが、今回は「何もないけど捕まる」という珍しい状況でした。
ただ、室内にはフンなどの証跡は相変わらずほぼなく、前回から増えてもいません。建物内にまだ生息している可能性は低いものと考えられました。
⑤その後
粘着シートを10枚ほどお客様にお渡しし、事務室に閉店後に設置していただくことになりました。
シルバーウィークをはさんで2週間ほど経過しましたが、その後は捕獲や警備センサーの発報もなく、ネズミは落ち着きました。
ビフォーアフター




概要
- 施工年月
- 2026年9月
- 都道府県
- 鹿児島県
- 市町村
- 鹿児島市
- 建物種別
- 店舗
- 回数・作業時間
- 2回1セット(+もう1セット)
- 施工内容
- ネズミの移動経路遮断
粘着シート・捕獲カゴによる捕獲
無毒エサ・赤外線カメラによる夜間生息調査 - 使用薬剤・資材
- 粘着シート
パテ・コーキング等 - 料金
- 22,000円(税込)
- 完了までの流れ
- お電話後、即日現地調査
店休日に合わせて翌日閉店後作業、3日後回収
翌週、同作業