当店の屋外第1試験場に、アシナガバチが巣を作っています。
種類は「キアシナガバチ」でしょう。
数週間おきに、様子をお知らせしていきます。
女王バチが単独で活動する頃
4月3日:初期の巣を発見
女王バチが単独で巣作りを開始しました。巣房(幼虫1匹ずつの個室の穴)には小さな白い卵が見られます。




4月20日:巣房が増えてきた

5月4日:幼虫の一部で蛹化(サナギになること)が始まった
真ん中の巣房にフタがされ、サナギになったようです。その他の巣房の幼虫も大きくなってきています。
アシナガバチの蛹期間は2~3週間で、5月後半には働きバチが第1号が羽化する見込みです。

第一号が羽化する頃、またお伝えしたいと思います。
働きバチが増えていく頃
5月19日:羽化(したかも?)

サナギのフタが無くなりました。羽化したようです。
ただ、夕方まで何度か見に行っても、複数のハチがいる様子は見られませんでした。
何らかの理由で羽化に成功しなかったのか、ただ外に働きに出ているだけなのか…
5月23日:働きバチ、増えてました!

数匹の働きバチが巣の世話をしている様子が確認されました。
巣作りは安定期に入ったようです。
巣房は再利用されている?

巣の中心部のあたり、一度羽化した穴(巣房)の中に、再び白い小さな卵が産みつけられています。
巣房が再利用されるとは、私は初めて知りました。ハチの巣が翌年再利用されないことは広く知られており、巣房も一度の使い切りなのかと思っていました。
この卵から成長する様子も観察していきたいと思います。
巣房の再利用について調べてみると、アシナガバチの営巣の観察記録論文でも最大3回使われた、とありました。
今回は論文で観察した「キボシアシナガバチ」ではなく「キアシナガバチ」という種類のハチだと思われますが、生態はかなり似ているのでしょう。
外部リンク:J-Stage論文 『キボシアシナガバチ(Polistes nipponensis)の営巣に関する活動記録』大塚和子ら International Journal of Wild Silkmoth and Silk 2022 年 23 巻 p. 39-53
2週間くらいしたら、また様子をお伝えします。
6月11日:巣の終焉
巣を見ると、巣にいつもいるはずの女王バチの姿が見えません。


働きバチも1匹も見当たらず、下には幼虫が落ちていました。

モンスズメバチなどのハンターに襲われてしまったのか、全滅してしまいました。こんなこともあるんですね・・・。
サナギは生きているかもしれないので、もうしばらく様子を見てみます。
ハチ駆除のよくある質問
アシナガバチは益虫だから駆除しない?
アシナガバチやスズメバチは、庭木につくケムシやイモムシなどを狩ってくれる「益虫」と言えるのは確かです。ただ、人間が頻繁に通る場所に巣があると危険なので、駆除もやむを得ません。巣がある場所と、住人の方の考え方によります。
ハチの巣駆除作業は昼?夜?
可能であれば、夜やった方がよいです。働きバチが巣に戻ってきているからです。昼間だと、巣を駆除した後に戻ってくる働きバチ(戻りバチ)が1週間程度飛ぶことがあります。(※巣を再建することは通常ありません)
ハチの巣駆除作業は晴れの日?雨の日?
可能であれば、雨の日にやった方がよいです。働きバチが外に出ず、巣で待機しているからです。
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